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2018年3月 6日 (火)

高気圧と気団のはなし(その1)

日本付近には、
おおまかにいって4つの気団がある。
気団とは、言わば同じ性質の空気の大きな塊だ。

気団が発生するには、
ある程度(差し渡し1000km程度以上)の
広さをもつ地域に、
ある程度(1週間程度以上)の
期間空気が滞留する必要があり、
どこにでも発生できるわけではない。

では、日本に影響を与える気団を
順に説明していこう。


<1>小笠原気団
小笠原気団は、
太平洋高気圧のもととなる海洋性の気団で、
暖かい北太平洋上の
北緯30度付近を中心に発生発達する。

太平洋高気圧は、
亜熱帯高気圧(subtropical high)の一種であるため
予報現場ではサブハイと呼ばれている。

太平洋高気圧は、
暖かくて湿った背の高い高気圧だ。
背が高いとは、
上空の高い高度に至るまで
周囲より気圧が高いということ。
この理由は、“層厚”(専門用語失礼)の
考え方で説明できるが、
詳細は省略する。

太平洋高気圧の圏内は
いわゆる好天となりやすいが、
縁辺流(日本付近では概ね南西の暖湿気流)は
梅雨前線を刺激(水蒸気を補給)するなどして
大雨をもたらすこともある。
また、台風は縁辺を回る進路をとることが多い。

太平洋高気圧の勢力が増し、
梅雨前線を東北地方以北に押し上げたり、
消滅させたりすると
全国的に梅雨明けとなる。

(つづく)

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