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2017年10月29日 (日)

水蒸気のはなし(その7)・相対湿度3

相対湿度に関して、ちょっとした計算をしてみよう。

秋田の1月の平年値
即ち、気温0℃、相対湿度73%のとき、
空気中の水蒸気密度は
0℃に対する飽和水蒸気密度が 4.85(g/㎥) であるから、

 4.85×73% ≒ 3.54(g/㎥)

となる。
この空気を20℃まで温めたときの相対湿度は
20℃に対する飽和水蒸気密度が 30.4(g/㎥) であるから、

 3.54/30.4≒12%

となる。
これが、計算上の平均的な、秋田の1月の
20℃の部屋の相対湿度である。
これは流石に乾きすぎである。
だから、冬の室内は加湿が必要なのだ。

ただし、これは単純計算であり、
他からの水蒸気補給がない前提の計算である。
実際には、人体やお湯などから
水蒸気が補給されているから
このとおりにはならないが、
エアコン暖房や電気ヒーター、床暖房などは
それ自体からの水蒸気補給がないため、
部屋の加湿が必要である。

一方、
石油ストーブ、ガスストーブなどは、
灯油やガスを燃やした際に
二酸化炭素だけでなく水蒸気も発生するので、
エアコン暖房ほどの加湿は必要ない。

何れにしろ、
湿度計を見ながら室内の相対湿度を調整したい。
冬場の室内の適正な相対湿度は、
45~60%
だそうである。


ちょっとした計算その2

前述の空気の36℃(体温)に対する相対湿度は
36℃に対する飽和水蒸気密度が 41.7(g/㎥) であるから、

 3.54/41.7 ≒ 8.5%

これがお肌に対する相対湿度となる。
これではお肌がカサカサに乾いてしまうのは当たり前だ。
なので、冬は性別によらず保湿が不可欠である。


これから冬に向かう。
是非とも加湿、保湿への準備や心掛けを。

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