« 降水確率予報(その2) | トップページ | 降水確率予報(その4) »

2017年10月 7日 (土)

降水確率予報(その3)

前に、
降水確率20%の予報だったので
洗濯物を干したら雨に降られて『天気予報が外れた』
と言った人のことを書いたが、
20%は雨が降らないという意味ではないし、

そもそも、
個々の確率予報の当たり外れの評価はできない

例えば、
神様がサイコロを振って、
1の目が出たら(1mm以上の)を降らせ、
それ以外では降らせないとする。
このとき、
「雨が降る(1の目が出る)確率は1/6(約17%)でしょう」
という予報は正しいだろう。

つまり、17%の確率予報が発表された時、
(たった1回サイコロを振ったとき)
雨に降られた(たまたま1の目が出た)からといって
予報が外れたとは言えないことになる。
だって雨が降ろうが降るまいが、
1/6(17%)の確率は正しい
のだから。


切り口を変えて見れば、
17%の予報が当たったかどうかは、
17%という予報が出たときの実況データを抽出して沢山集め
実際に(1mm以上の)雨が降った割合を調べて、
それが17%に近ければ「総じて当たった」と言え、
17%とかけ離れていれば「総じて外れた」と言えるが、
たった1回の予報については

((1/6の確率で)たまたま1の目が出てもおかしくはなく、)
当たり外れは言えない
ということだ。


このあたりが“確率”の理解しにくいところ。
予想は
20%、1/6など、
0(0%)以上1(100%)以下の中間的な数字だが、
結果
は(1mm以上の雨が)降ったか降らなかったか、
(サイコロの1の目が)出たか出なかったか
のどちらかしかなく、
1か0かのオールオアナッシングだ。
この違いがなかなか理解しにくくて難しい。


気象庁では、
降水確率予報の検証のひとつとして、
上記の考え方と同じ方法をとっており、
実際に1mm以上の雨が降った回数の割合と、
降水確率の予報値との対比をおこなっている。
例えば、降水確率40%と発表したときに、
実際には何%の割合で1mm以上の雨が降ったのかを検証する。
この結果は、下の例のように気象庁のウェブ上に公開されている。

Kakuritsukensyou

|

« 降水確率予報(その2) | トップページ | 降水確率予報(その4) »

気象予報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/605568/65877192

この記事へのトラックバック一覧です: 降水確率予報(その3):

« 降水確率予報(その2) | トップページ | 降水確率予報(その4) »