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2017年9月 5日 (火)

天気の話(その1)

降水の話から「天気」の話に移ろう。
降水関連の天気は降水シリーズで書いたので、
ここではそれ以外の天気について述べることにする。

国内式天気15種類天気には優先順位がある。
優先順位の高い順に、
ひょうあられみぞれ霧雨
高い地ふぶき砂じんあらし煙霧
薄曇快晴
である。
該当する天気が同時に複数選べる場合は、
この優先順位に従って「天気」が決められる。

(有人の気象台においての)天気
観測時における
大気現象
視程
雲量
3つの要素をもとに決められている

大気現象について
 大気現象は50種類近くあり、
 いちいち解説していると大変なので、
 ブログの中で必要に応じてその都度取り上げたい。

視程について
 視程は、簡単に言えば見通し距離だ。
 視程は、
 “昼間の視程は、
 その方向の空を背景として黒ずんだ目標を
 肉眼で認められる最大距離であり、
 夜間の視程は、
 昼間と同じ明るさにしたと仮定した場合に、
 目標を認めることのできる最大距離である。
 目標を認めるとは、
 目標の存在を確認できるだけでなく
 目標の形まで識別できることをいう。

 と定められている。

 恥ずかしい話であるが、
 気象台に勤務していた頃、
 「夜間の仮定って、目視観測時にどうやって確かめるんだろう」とか
 「目標の大きさはどうでもいいのか」とか、
 いろいろな疑問を解決できないまま観測に当たっていた。うーん。
 ま、いずれ、視程はそういう定義で目視観測されている。

雲量について
 雲量とは
 “雲に覆われた部分の全天空に対する見かけの割合
 である。
 「雲量」はあくまで“見かけの割合”であって、
 雲の種類や厚さ、空が透けて見えるような雲かどうかなどは一切関係ない。
 「快晴」は雲量が1以下の場合の天気、
 「」は雲量が2以上8以下の場合の天気である。
 空の8割が雲に覆われていても、
 それは「曇」ではなく「晴」なのだ。
 「空の8割が雲に覆われていても晴?、それはどう考えても曇でしょ」
 と言われても、気象庁でそう定めているのだから仕方ない。
 気象用語を正しく知っていないと、
 当たっている予報も外れと感じてしまうことになる

 雲量の観測は、雲形別にも行われている。
 雲量9以上の場合で、
 見かけ上の最多雲量が、
 巻雲・巻積雲・巻層雲およびこれらの組み合わせ
 
による場合の天気は「薄曇」、
 その他の雲による場合の天気を「」という。
 ちなみに、巻雲巻積雲巻層雲上層雲に分類される、
 いわゆる「薄雲(うすぐも)」である。

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