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2017年8月 4日 (金)

台風(その3)

台風の発生条件は、
海面水温が高いことの他、
熱帯収束帯であること、
気温分布が一様なこと、
緯度が5度以上であることなどである。
こうした条件の下、
偏東風波動の影響などを受けて熱帯低気圧が発生する。
偏東風波動のメカニズムはなかなか難しいらしい。

気象庁では、
台風(熱帯低気圧)の中心付近の暖気核が上層まで消滅したとき
または、中心付近から前線が解析されたとき
その温度構造の変化をもって
台風(熱帯低気圧)が温帯低気圧に変わったと見做している。
くどいようだが、
台風が温帯低気圧に変わることは、決して弱まったからではない

台風進路予報は、
ひまわり8号の新たな詳細な観測データの活用により精度が向上したとのこと。
(6/15報道発表)
数値予報(台風モデル)に埋め込む台風の初期状態のデータの良し悪しが、
その精度を大きく左右
する。
埋め込む台風の初期状態は観測値ではない。
海で発生発達する台風の中心付近で、常時観測することはできないからだ。
これを補うのが気象衛星からの観測で、
雲の形状やその変化から、
統計的に中心気圧や最大風速を推定
する。
少し専門的になるが、
この推定された台風構造を台風ボーガスと呼び、
台風ボーガスを台風モデルの初期値に埋め込むことをドボラック法と呼ぶ。

台風の話の最後は台風の名前。
台風の名称には、
原則として予め用意された140個の名前が順番に繰り返して使用される。
東アジア等の14か国・地域が10個ずつ持ちよった名称で、
日本の提案分は10個とも星座の名前である。
なぜかマイナーな星座名が多い。

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