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2017年8月12日 (土)

風のはなし(その4)

風の話(その3)までは大きな目での話。
局地風になると、
地形の影響などのため多少事情が変わってくる

各地域の特徴的な風の多くには名前がついている。
清川だし肱川あらし六甲おろし広戸風などである。

だし」は船を出すのに適する風、
おろし」は山を吹き降ろす風の意味。

ちなみに清川だしは、
最上川が出羽山地を切り裂いた谷あいを吹き抜ける強風。
山地にぶつかった空気(風)は、
山越えするよりも回り込む方が楽なので、
低い隙間があればそこを通ろうとする。
元の風が弱くても、
狭いところを同じ量の空気が通ろうとするため、
風速が速くなる。

地形にあまり関係のない局地風に突風がある。
竜巻ダウンバーストなどだ。
これらは積乱雲の下に発生する。
運動場などで、砂や塵を巻き上げ、
テントを飛ばしたりする渦巻はじん旋風で、
竜巻とは別物

竜巻は、
積乱雲内の強い上昇流とそれを取り巻く渦が局所的に強まり、
何らかの理由で積乱雲の雲底から垂れ下がり漏斗雲)、
それが地上に達したものである。
この回転性の渦は大変な破壊力を持つ。
じん旋風なども渦だが、どんなに強くても、
積乱雲と無関係なら竜巻とはいわない

ダウンバーストは、
積乱雲内の下降流が何らかの理由で非常に強まり、
地面にたたきつけられ、外側に広がっていく突風

竜巻ダウンバーストひょう)、
いずれも積乱雲起源の激しい現象。
これらは、強風注意報ではなく
雷注意報竜巻注意情報などで注意喚起される。

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