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2017年8月 3日 (木)

台風(その1)

天気図上にも台風が現れ、日本にも影響しようとしている。
そこで、台風情報の見方等について書いていくことにする。

台風進路予報図の、日時が脇に書かれた点線円を予報円という。
台風の大きさではなく
その時刻に、円内のどこかに台風の中心がある可能性が高い
確率は70%)という意味の円である。
裏を返せば、30%は台風の中心が円の外にくることになる。

台風予報は難しく、進路予報の精度はその程度なので、
進路予報を信じすぎてはいけない
どんどん修正されるので、最新の予報を見るようにしなければならない。

台風モデルと呼ばれる数値予報モデルの稼働時刻からみると、
3,9,15,21時の50分頃(9時50分など)には必ずチェックしたい
最新の観測データから、大きな修正がかかるからである。
もちろん、その他の時間帯も、こまめにチェックすべきである。

台風進路予報の発表頻度は、
台風の状況(接近の度合い、災害の起こる恐れ)によって変わり、
6時間毎、または3時間毎に発表される。
台風実況情報も同様に、
3時間毎、または1時間毎に発表される。
いずれも正時50分頃である。

ところで、台風とは、熱帯低気圧のうち、
中心付近の最大風速瞬間風速ではなく平均風速)が17.2m/s以上のものをいう。

強風域とは、平均風速が15m/s以上の風が吹いているか、
地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域
暴風域とは、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、
地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域である。
気象予報士でも、
後段の“地形の影響などがない場合・・・”の部分を忘れている人が多いのは残念。

暴風警戒域とは、
台風の中心が予報円内に進んだときに、暴風域に入る恐れのある領域
警戒域全体が暴風域になるわけではない
また、予報円内に台風の中心が来るとは限らない(30%)ので、
警戒域外が暴風域になることもある

暴風警戒域の円(またはその接線)と、予報円(またはその接線)の半径の差(幅)が、
その時刻の予想暴風半径
となるので、
実況の暴風域を表す円の半径と比較することによって、
暴風域が広がる傾向か狭まる傾向かが読み取れる

なお、暴風域のない台風 もある。

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