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2017年8月23日 (水)

降水(その1)

降水は「降る水」と書くが、
液体の水だけでなく、
雪、あられ、ひょうなどの
固体の水(氷・固形降水)も含む

降水の元は雲である。
雲は小さな水滴の集まりで、
霧や湯気も同じだ。

ちょっと脇道に逸れるが、
日常会話としてはともかく、
科学用語、気象用語として、
湯気を「水蒸気」というのは誤り
湯気は小水滴なので液体だが、
水蒸気は気体の水を表す。
湯気は、光を散乱して雲同様白く見えるが、
水蒸気は、酸素や窒素同様無色透明だ。

閑話休題。
微小水滴の雲粒は、
最初は空中の塵や埃(エーロゾル)がないとできにくい。
エーロゾルの助けを借りてできた雲粒は、
様々な過程を経ながら次第に大きくなって雨粒にまで成長する。
気温の低い上空では氷粒として成長し、
雪として、あるいは途中で溶けて雨として降ってくる。

雨は大きく2種類に分けられる。
層状性の雲(層雲、高層雲、乱層雲など)から降る地雨と、
対流性の雲(積雲、積乱雲)から降るしゅう雨(驟雨)である。

地雨は、
広い範囲にある程度の長い時間、
概ね一様な強さで降り続けるが、
しゅう雨は、
局地的で、
強さの変化が激しい降り方をする。

地雨は、主に温暖前線の前面などで降る。
しゅう雨は、寒冷前線付近台風周辺
帯状の降水帯孤立した局地雨など、
様々な形態で降る。
「にわか雨」もしゅう雨のひとつだ。

降水量とは、降った降水が流れず、
その場に留まった場合の水の深さである。
固形降水の降水量は溶かして液体の水にして計る
(雨量計にはヒーターが内蔵されている。)

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