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2017年8月 4日 (金)

台風(その2)

台風の大きさは、強風域(風速15m/s以上)の半径で決まる。
強風半径
800km以上のとき“超大型の台風”、
500km以上800km未満のとき“大型の台風”、
500km未満のときは単に“台風”と呼ぶ。

台風の強さは、中心付近の最大風速(最大瞬間風速ではなく最大風速)で決まる。
(最大風速とは、風速(前10分間の平均)の最大のもの。)
最大風速が、
54m/s以上のとき“猛烈な台風”、
44m/s以上54m/s未満のとき“非常に強い台風”、
33m/s以上44m/s未満のとき“強い台風”、
17m/s以上33m/s未満のとき単に“台風”と呼ぶ。

これら、大きさと強さを組み合わせて、「大型で強い台風」のように呼ぶ。

台風の影響は、台風進路の左右で異なることが多い。
一般に、
進行方向右側では風がより強く
左側では雨がより多いといわれる。
また、台風が通り過ぎても安心してはいけない
行き過ぎた後に吹き返しの風が強まることが多いからだ。

台風のエネルギー源は暖かい(約27℃以上の)海である。
暖かい海から熱エネルギー(顕熱)と水蒸気(潜熱と湿り)をもらって発生、発達する。
上陸したり、表層温度の低い海面上にくるとエネルギー源が絶たれ、衰弱に向かう。

台風は風の強い(17.2m/s以上)熱帯低気圧だから、
弱まれば“熱帯低気圧”と呼ばれることになる。
ところが、多くの台風は「“温帯低気圧”に変わった」と報道される。
これは性質や構造が熱帯低気圧から温帯低気圧に変わったからであって、
決して弱まったことを意味しない
現実には、「“温帯低気圧”に変わった」ときには弱まっていることも多いが、
弱まっていない事例もあるし、
温帯低気圧として再発達することも珍しくない
温帯低気圧に変わることは、決して安心情報ではないのだ。

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